行動治療科 再診 2015/6/22

サードオピニオンの為3月18日に受診した大学病院の行動治療科を再診してきました。
この病院へ来るのもファーストオピニオンから4度目という事で、運転も色々なルートにも慣れましたがやっぱり遠いねー!
帰りは環七ルートでも環八ルートでも丁度よいあの店で休憩して帰る事を楽しみに(^_^;)
頑張ってきましたー!

さて、前回ミレルが常同障害だと確定し、お薬をフルオキセチンに変更して3ヶ月経ちました。
途中、何度も行動科の先生とメールでやり取りする事ができ、お薬も大学から送ってくれています。
ミレルのような精神の分野で治療が必要な場合は投薬治療と一緒に行動治療が必要です。
ただお薬を飲めば治る病ではないのです。ミレルの行動を修正したり環境を変える努力が必要です。

とは言え、私達の生活が狂うほどの努力が必要では大変(^_^;)
普段の生活の中で、ミレルが正しく行動出来るように導くようしたり、トレーニングをしています。
分からない事があればメールで相談しながら、ミレルの少しづつの変化を見逃さないようにしてきました。

今回の再診でフルオキセチンの効果がどれくらい出ているか?を、先生たちに診極めて頂きたい事と、
常同行動とフードアグレッションの他にも気になる点があるので、その相談をして頂きたい事、
サプリメントについても聞いてみようと思っていました。

●まず、ミレルの常同行動に関しては、ほとんど無くなってきました。
繰り返し耳の毛を噛んだり(噛みちぎってしまうほど)背中を床にうねうねしたり、後ろ足を噛む、
夜ぐずってなかなか寝ないなどしていましたが、これはほぼしなくなったと言えると思います。
行動治療の途中で、わざと耳を噛んで私達の気を引くような行動をし始めた時期もありましたが、
それもやらなくなりました。
ミレルは意外にも頭が良くて、行動修正法でおやつを使うのですが、おやつが欲しくてわざと耳を噛むようになっていたのです(^_^;)
が、先生に相談して私達が行動修正されました(^_^;)おやつはあくまでもコマンドの報酬として使う事!
そのためのトレーニングもしてきるのに、おやつのタイミングがあやふやな感じだったのを修正したら改善しました。

●他に、人の顔を舐める、床を舐め続けるという行動に困っています。
犬の愛情表現で飼い主の顔を舐めたり、美味しいニオイの場所を舐める、というレベルではなく、ミレルのベロベロは異常です(*´Д`)
何でこんなにベロベロするの?と相談すると先生のお答は↓
どうしようかな、困ったな…という気持ちや、暇だから相手をしてほしいなという気持ちがあるようです。
ペロペロしていることでその気持ちをまぎらわせているところがあります。
子供の指しゃぶり、毛布が手放せないライナスくんに似ていますね。
このペロペロを常に受け入れていると、ミレルちゃんは人の前ではペロペロしていればいい、これで気持ちを対処しようということが続いてしまうので、他の行動に切り替えていくようにしていきましょう。

ということで①時間がある時はトレーニング中のマークやお手、トリックなどをして気持ちを切り替えるようにする。
②ペロペロしてきたときにミレルの4本足が膝の上か、地面につくようにゆっくりと立たせて落ち着かせる。落ち着いたら「おりこうだね」とほめる。
③膝の上にミレルの「あごをのせる」というトリックを教えてみる。
この行動をすると私達が喜ぶということが分かってくると、「あごをのせる」がミレルの行動のレパートリーになって「家族に甘えたいときに膝にあごをのせる」をしてくれることを期待できます!
トレーナーの先生に相談して出来るようにしたいと思います。


●フードアグレッシブについて(最近のミレルの食事風景をいくつか撮って持って見て頂きました)
ミレル咬んでません^^以前は咬まれて血が出るほどでしたが、
食事の準備に時間をかけないように、小分けしたフードを準備する。
取っ手の付いた器を使い、食べ終わったら器を下げやすくする。
ミレルが興奮しないようにミレルの目を見ない事などに気を付けながらご飯を与えています。
お座り、マテなどコマンドが逆に興奮に繋がる場合があるのでミレルの場合は無言であげる方がいいみたいです。
食べ終わってお皿を下げる時も早い動きではなくゆっくり、その場を離れる時も急に立ち上がらないなど、さりげなく行動すると良いみたいです。

今では普通のお皿でご飯が食べれるようになり、唸ったり吠えたりせずに落ち着いて食べれる日が増えてきました。
まだ興奮してしまう日もありますが、興奮してる時が分かるようになってきたので対処できるようになりました。
確実に、少しずつですが良くなってるので続けて頑張ります。



●トレーニングや診察などでお出掛けした日は、帰宅してから機嫌が悪くなりピリピリしてしまいます。
普段は反応しない音や、人の動きに過敏になりかなり激しく吠えます。パニックのようになります。
クレートに寝ていても、その前を私達が通ると吠えて飛び出てくる時もあります。
このピリピリ状態は完全に寝入るまで続く時があり、ミレルがいびきをかいて寝るまで私達は一歩も動けない。。
なんて日もあるのです。

これに対し先生から、楽しいお出掛けとそうでないお出掛けで違いがありますか?と聞かれました。
確かに、楽しいお出掛けで帰ってきた時はすぐにパタっと寝てしまってピリピリしません。
通院から帰ってきた時はピリピリモード。
トレーニングも楽しんでやってるようでミレルにはプレッシャーが掛かってる部分もあるそうです。

そして先生からのお答え↓
帰宅後にピリピリするだろうと予測できるときには、車から降りたら、家のまわりをゆっくりと散歩してから家に入ってみてください。
慌てずにゆっくり歩くことで、気持ちが落ち着いてくれることがあります。
帰宅後は、ミレルちゃんが安心できるように、一人になれる場所を確保するように環境を整えます。
現在クレートは安心できる場所のようなのですが、クレートの近くをご家族が通るのはびっくりしてしまうようです。
クレートの周りにサークル、衝立、フェンスなどをたてて、ミレルちゃんからはご家族の様子が確認できるけれど、ご家族はこれ以上には近づかないというようにわかりやすくしてみることをご提案します。
しばらくはミレルちゃんを刺激しないように、フェンスよりも離れたところをゆっくり通っていただくようにお願いします。
もしミレルちゃんが吠えてしまったときには、なだめるというよりもゆっくりと声をかけていただき、ミレルちゃんの知っているママたちだよ、ということを伝えるために、冷静に声をかけてあげてください。
最初はミレルちゃんもわからずに吠えてしまうかもしれませんが、ここのスペースはミレルちゃんの安心できる場所だと伝えるための時間として、少し長い目でみていただきたいと思います。

これは安全な場所を作る=バリアを作ってあげるイメージです。
今も「クレート」というミレルにとって安全な場所があるのですが、その上にフェンスを置く事で二重に守られてると安心できるワンちゃんがいるそうなんです。
ちょっとした事なのですが、このフェンスでも段ボールで作った衝立でも、仕切り1つで変わる子もいるそうなので、ミレルにも期待しています。
早速、100均のワイヤーネットを結束してクレートの前に設置してみました。
今のところ、嫌がる事なくクレートに入ったりフェンスの中で寝たりしています。慣れてくれるといいな。

安心出来る場所に入れるという考えで、私達もミレルがピリピリしてる時にクレートに閉じ込めたり、サークルの中に入れたりした事はあります。
でもクレートに入れても緊張状態は続き吠えてリラックスしない。サークルに入れてもサークルの檻をベロベロ舐めだす。
といった感じでダメでした。閉じ込められるという不安もあったのでしょう。
逆にクレートを撤去するっていうのもやってみたけど、もっと落ち着かずダメでした。
今回のフェンス作戦は目から鱗!成功するか分からないけれど、ちょっと続けてみようと思います。



●お薬の量とサプリメントについて。
ミレルが興奮状態の時やピリピリ緊張状態の時、もっとお薬が効いてくれればいいのに。と、感じる時があります。
お薬はミレルに合っていて効果を実感出来てるのですが、ミレルの飲んでるフルオキセチンというお薬はSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と言って名前は難しいのですが簡単に説明すると、
ミレルは生まれた環境が劣悪だったせいで生まれつき脳内の神経伝達物質セロトニンが少ない状態です。
セロトニンの働きはググって調べて下さいね。セロトニンが減っちゃう時に問題行動が起こっちゃいます。
で、SSRIはセロトニンを増やすお薬ではなく、セロトニンが減らないように、取り込まれるのを阻止するお薬なのです。
なので、ミレルの持ってるセロトニンは減る事なくリサイクルされるという訳です。

ミレルの常同行動が良くなったりフードアグレッションが良くなったりしてお薬の効果は確かにありますが、頭痛薬のように飲んですぐ効くお薬ではないので、興奮や緊張してる時にサポートしてくれるサプリメントなどはないかしら?と思っていました。
実は以前セカンドオピニオンを受診する前まではテアニン・ギャバ・レシチン・ザイラリアの入ったサプリメントを飲ませていました。
が、抗うつ薬を始める際に中止しています。(セカンド神経科の先生指示)

今回改めて行動科の先生にサプリメントを飲ませても大丈夫か?
今ミレルの飲んでいるサプリメントのパッケージを全部持って行って見て頂きました。

★プロバイオCA→OKです!!!プロバイオティクスで腸内環境を整え抵抗力免疫力UP、また大豆の成分のトリプトファンはセロトニンの材料になる為、ミレルに合っているそうです。

★おしっこすいすい→OKです!クランベリーのサプリメントで、ストルバイト治療に飲んでいます。

★つやつやビューティ→OKです!コラーゲン・グルコサミン・エラスチン・ミレットエキスなど美容効果のサプリです。

★おだやか→OKです!これが以前飲んでいたテアニン・ギャバ・レシチン・ザイラリアの入ったサプリメントです。
セカンドの先生は神経科の先生で、向精神薬には飲み合わせの良くないサプリメントがあるので、専門医に確認するまでは中止するようにと言われていました。
今回、行動科の先生にお聞きしたら、セントジョーンスワート配合のサプリは飲ませてはいけないけれど、おだやかは大丈夫だそうです!

また、これもしかしてミレルに良いかも?と見つけたサプリメントがあります。
ジルケーン
ジルケーンの成分α-S1トリプシン カゼインには脳のGABA-A受容体と結合して抗不安作用があるそうなんです。
α-S1トリプシン カゼインは母乳を飲む赤ちゃんがお腹で作りだす成分なのだそうなんです。
赤ちゃんって自らすごいパワー持ってるんだな~。
α-S1トリプシン カゼインは分離不安症や常同症など心理不安、ストレス、問題行動に効果があるそうです。
具体的には引っ越しや環境変化や雷や花火の音を怖がる、留守番中のお粗相、など。
ミレルが興奮やパニックみたくなってる時に使えそうですよね?
そこで先生に相談してみました。

するとビックリ!
何と、先生もジルケーンをお勧めしようかと頭をよぎっていたと仰るではないですか!
早速、意気投合!お試しに10回分処方して下さる事に!

ジルケーンは人のお薬を作ってる製薬会社が作っているサプリメントです。
海外では人も使っていて、緊張性頻尿の男性がジルケーンを飲むようになったら治ったという例を聞いたそうです。
副作用もなく安全に使えるサプリメントだそうです。
原料は牛乳ですが精製して作られてるのでアレルギーは出にくいと思うとの事でした。
GABA-A受容体は「お酒」も働く部分で、このサプリメントを飲ませるとお酒を飲んだ時のように30分くらいして少しリラックスできるものです。
お薬ではないので、ミレルの興奮状態の角が丸くなる程度かもしれませんが試してみましょうとなりました。
(試しに帰宅して飲ませてみましたがお腹を壊す事なく大丈夫そうです)


それと、ハーブについても質問してみました。
今ペット用に限らず、ハーブやアロマを生活に取り入れている方が多いですよね?
私もハーブティやハーブを使った食べ物が大好きです♪
ペットにもハーブの効能を期待できる商品がありますよね?
先生に伺ったら、「ハーブは使い方に注意が必要な場合があります」と。

サプリメントは原料になる成分を測って作っているので成分の含有量が明確なのに対し、
(逆に成分含有量を表記していないサプリメントには注意って事ですね)
ハーブの原料は植物。植物そのものを使う為、成分の含有量が分からない。
植物は生育された土壌、日照時間などによって、成分が大きく変わってしまいます。
植物そのものには効能のある成分も他の成分も入ってる訳で、それがどれくらい含まれているか分からないという事なので、注意が必要な場合があるそうです。
なので、効能や副作用の有無を調べて使うのはもちろん(お薬やサプリにも言える事ですが)、
体のどの部分で代謝されるかも調べてから使う事。とのお話でした。


例えば、バレリアン根というハーブがあります。バレリアンは精神安定作用や睡眠改善に効果があるといいます。
成分的にはワンちゃんが食べても大丈夫だそうです。でもバレリアン根は肝臓で代謝されるそうです。
なので肝臓の悪いワンちゃんには注意が必要となります。
ミレルの服用しているフルオキセチンは肝臓で代謝されています。バレリアン根を使うと肝臓に余計に負担がかかってしまう為、ミレルには使わない方がいいでしょう。という事です。

ハーブが絶対ダメって事ではありませんが、使う前に必ず詳しい獣医師さんに聞いてからにした方が良いと思いました。
今まで、「サプリメントやハーブは食品なので問題ないですよ」と言う先生がほとんどでしたが、詳しく教えて下さった先生はいなかったのですごく勉強になりました。

また「セロトニンを増やす食材」とかで検索すると、チーズなど乳製品、大豆、赤身の魚、バナナ・・・など出てきます。
そういう食品を与えた方がいいか?も聞いてみました。
良いそうです。人の患者さんもあるある程度食べる事を勧められるそうです。
過度にそればかり食べるのでなく、フードにちょとトッピング程度は良いでしょう。との事でした。
ただミレルはストルバイト出やすいので、基本フードのみですが(^_^;)
おやつにちょっとあげるとかは良さそうですね!

逆にセロトニン症候群も聞いてみましたが、お薬の過剰摂取で脳内のセロトニン濃度が増えすぎると起こる症状。
ミレルの行動を診ながら処方してくれているので大丈夫です。

●フルオキセチンについて
フルオキセチン1.4㎎/㎏ 1日1回 に増量
おでかけのあとにはピリピリと過敏になっている様子があること、日常気をつけているにもかかわらずご家族の突然の動きに反応することがあるということから、
これまでミレルちゃんにお出ししていたフルオキセチンは、体重あたりでいうと最低量でしたので、本日ご相談してお薬の量を増やしてみることにいたしました。
おそらく副作用がおきることはないと思われますが、体調の変化がありましたらご連絡ください。
フルオキセチンと一緒に飲ませるときに注意しなければならないお薬として、ジゴキシン(心臓の薬)、ケトコナゾール、イトラコナゾール(抗真菌薬)、ワルファリン(血液凝固関係のお薬)、セレギリン(認知症のお薬)、アミトラズ(ノミやダニ予防のお薬「サーチファクト」)があります。

お薬の量が増えました。3ヶ月前よりミレルの体重が増えた事もあり、最低量以下になっていました。
お薬を増やすかは先生方が話し合われて、私達に提案してくれました。
薬用量は1~2㎎/㎏のところ今までは1㎎(体重増えて1㎎以下になってた)服用だったので、1.4㎎に増やすとの事でした。
きちんと説明をして下さって増やしてみる事にしました。
お薬は飲まないで済むなら飲みたくないですよね?でもミレルに必要なら与えます。
長期に渡り飲み続ける事にはなりますが、将来的に症状が良くなれば量を減らす事も考えられるようになるのではないか?と先生は仰っていました。そこまで良くなったら本当に嬉しいです。
そういう道筋を想像しながら頑張ろう!

また一緒に飲むときに注意がいるお薬も教えて頂いたので、他の病院へかかる時は必ず伝えるようにします。


長くなりましたが、実際はもっと長く診て頂きたぶん3時間以上(^_^;)。。
先生方には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

ミレルも途中飽きちゃってグズったりしてましたが、全体的にはいい子にクレートで寝てました。
頑張りました!!!


さ、この後はちょっとお楽しみに続く。

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Category: 病院

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