日本臨床獣医学フォーラム年次大会2015その1

ミレルはキャンディとお留守番よろしくね!

は~い♪いってらっしゃい♪

って事で、JBVP年次大会2015行ってきました!

もっと考えよう 伴侶動物との暮らし
--動物に優しい医療--
動物が楽しく快適なシニアライフを送るために

今年のテーマは高齢動物の医療だそうです。
飼い主向けのプログラムは去年より増えたみたい。

ホテルニューオータニにて3日間かけて開催されたのですが
私が行ったのは最終日の27日(日)
キャンディも一緒に行きたかったけどミレルが長時間の留守番はストレス→下痢になっちゃうので。。
心配し過ぎなのかもだけど、まだ精神治療中のミレルなのでね、無理はしたくありません。

ってことで一人で東京へ向かいました。
pm3時ころにはまりこさんも来るって聞いてたし、
何と直前になって、am8時代の一番早いプログラムにタロタンママさんが行く!って知って
じゃ、私も頑張ってam10時には行くぞー!と張り切ったものの地元は本当に雨女だね(^_^;)。。

会場に到着すると晴れてるし(^_^;)すごい人人。。
もちろん獣医師や看護師さんや学生さんが多いのでしょうが、一般の人もたくさんでした。
まずは一番受けたかった講義の会場へ。
「我が家のももちゃんが心臓弁膜症になりました !!」
日本獣医生命科学大学 竹村直行先生のセミナーです。
タロタンママと無事合流できました!

キャバリアのオーナーでしたら一番勉強したい、僧帽弁閉鎖不全症についてのお話でした。
竹村先生のご愛犬チワワのももちゃんを主役に、飼い主にも分かりやすい言葉で
時々冗談なんていれながら笑いもありつつの素晴らしい講座でした。

僧帽弁閉鎖不全症については皆さんもよくご存知でしょうから、
先生も詳しくお話して下さった症状やお薬などについての話はここには詳しく書きませんが、
これは皆さんもあまり知らないのでは?と思った事を書いておこうと思います。

先生は、近年は外科治療も行われるようになりましたが、手術できる環境でないと難しいと仰り、
内科治療で副作用なく苦しまずに乗り越える為のお話をして下さいました。
動物の医療の歴史は戦後から右肩上がりで臨床データが増え成長しています。
多くの研究の成果が論文で発表されています。
それを元に最新の一番良い治療を教えて下さいました。

愛犬が僧帽弁閉鎖不全症になったら次の3つを考える必要があります。
1、お薬
2、食べ物
3、運動

1のお薬については主に獣医師が行う・考えることです。
お薬についての論文はとても多いのです。
僧帽弁閉鎖不全症のお薬ACE阻害剤も今は色々あるので犬の好みに合わせて選ぶ事ができます。

2の食べ物と3の運動については普段、愛犬と一緒にいる飼い主が一番考えて行うべきことです。
やれることをやれる範囲内するのが大切。
では、具体的にどうすればいいの?
心臓疾患の動物の食べ物に関しての論文は非常に少ないけれど
アメリカのタフツ大学の獣医臨床栄養学者リサ・フリーマン先生が論文を書かれたそうなのです。
太らせてもいいのだと。
一昔前は心臓病になったら心臓に負担が掛からないように痩せさせるのが良いと言われていましたが、これって根拠がなかったそうなんです。びっくりですよね!
人間のデーターでも心臓病になってからの余命はやや肥満の人が痩せてる人より標準の人より長生きしてるんです。
やや肥満→肥満→標準→痩せ気味の順に早く亡くなっていました。
先生曰く「中途半端なデブが一番長生きしている」

●食べ物●
病気が重症になると犬は心臓性悪液質になる→こめかみが凹むほど痩せた状態になってしまいます。
痩せてしまうと元の状態に戻る事はありません。
だから食事がとても大切なのです。

○体重  食欲不振に気を付ける事 
○カロリー  60kcal/㎏ 診察の都度に体重を正確に記録する事
◎痩せさせない 
◎蛋白質を十分に摂取  心臓(筋肉)の為に
◎ナトリウムの摂取量を制限  これは当然

◎は特に大切です。
痩せさせない=ほどほどに太らせよう(少しくらい太っていた方がいい)
愛犬をよく触りましょう、肋骨を感じる範囲内であれば太ってOK
犬は太っていても血圧は上がらない
蛋白質を十分に摂取するのは筋肉の素が蛋白質だからです。心臓は筋肉で出来ているのです。
心臓病の療法食も各メーカーから出ていて、昔より味も美味しくなっているそうです。
高たんぱくで低ナトリウムになってるのでサンプルなどで試してみるのもお勧め。
またフードに塩気のないお魚やお肉を加熱してトッピングするのも良いです。
脂身・脂質はNGです(下痢をしやすくなる、膵臓によくないです)
また、1つ注意が必要なのは
蛋白質を十分に摂るとBUNが高くなります。
血中尿素窒素(BUN)が上がる(食後2~3h後)ので、
健康診断などで血液検査した場合に獣医さんに蛋白質を十分に与える食事をしていると必ず伝えて下さい。
伝えないと診断が難しくなり誤診の元になります。


●運動●
お散歩はして良いのです。
運動制限はしなくて良いのです。
確かに運動すれば多少、脈は速くなります。
心臓が悪いからお散歩は運動はダメよとケージに入れても「お散歩行きたーい!!!」って興奮すれば同じように脈は上がりますよね。
お散歩行きたい時は行きましょう!行ってみたけど、もう帰るって言えば帰りましょう。
愛犬のしたいように楽しむのが大切!
それにね、走りたがってるのをダメって制限してしまったら、亡くなった後に飼い主さんはとても後悔するのだそうです。
もっと走らせてあげればよかった。。と。
だから「愛情療法」これが何よりなのです!!!

先生からのメッセージ
DSCN4561.jpg

先生のお話が終わると皆さん拍手でした


ピンパも6歳で雑音が出てACEI始めました。
その時、地元の先生は心臓に負担がかからないよう太らないようにして下さい。と言いました。
その言葉をずっと信じていました。
しかし、お薬を増やした段階で受けたセカンドオピニオンの先生には、
ちょっとぽっちゃりくらいの方が長生きします。と言われました。
その時はそうなんだ~。。。くらいに思っていて、理由が分からなかったので今までずっとそうなんだ~。。。って思ってました。
ピンちゃんは結局痩せたまま亡くなってしまったし。。。
竹村先生の講義で太らせても良い理由が分かったことが私にとって重要で勉強になったことです!

リサ・フリーマン先生で検索したらこんなの見つけました
http://www.cavaliernet.com/yuki/health/food-heart.html

また、講義の後タロタンママさんと竹村先生に直接聞いてみた事は
雑音が出た時点でお薬をすぐに開始する先生と、しばらく様子をみる先生がいるので、どうするのがよいのでしょうか?
それに対し竹村先生の答えは「うちのももちゃんは雑音が出た時点で診断はクラスⅠa心肥大なしでした。しかしエコーで弁がの先が厚くなっており、この先進行すると思われた為、お薬を始めました」
という事で同じⅠaでも弁の状態でお薬の開始も変わってくるので、信頼できる先生に定期的にエコー検査して頂くのが大切です。
と教えて下さいました。

ピンちゃんにしてあげられなかったことを、ミレルにはしてあげられるようにしなくっちゃね。
ミレちゃん病院の診察とっても苦手だけど、エコーにも慣れさせる為にも、
今度ピンちゃんの心臓の先生の病院へ行ってみよう。
何かね心臓診てもらならE先生って思ってるんだけど、先生の顔見ちゃうといっぱい思い出しちゃいそう。。ってなかなか足が向かなくってね。ミレルもまだ元気だし。でも先日、らいす母さんにもE先生のとこ行ってみたらいいよ!E先生優しくて私も大好き!って言って頂いたのでね、ちょっと吹っ切れそうな気がしてます!らいすちゃんの先生のお話素晴らしかったです。
ありがとうね!







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Category: 病院

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