大学病院 通院記録(行動治療科) 2016/5/20

神経科からの続きです。

行動科治療科の診察まで30分以上あったので一旦お散歩へ行って気持ちリセットできたかな?と思ったけど、やっぱり病院に入れば緊張するようで、待合室ではずっと呼吸が早いミレルでした。
他のワンちゃんが「○○ちゃん診察室へお入りください」とマイクで呼ばれる度に、ミレルまでビクビクしちゃって(*´Д`)。。
一生懸命に寝ようとしてみたり、抱っこされてみたりと頑張ってる姿が可哀想でした。

行動科の先生はマイクで呼ばずに、迎えに来てくれるんです。
「遠い病院までお出で頂いて、お待たせしてすみません、今日は生徒さんが多くなってしまいましたがよろしいでしょうか?」と、優しく迎えてくれました。
診察台のある診察室ではなく、談話室のようなお部屋に先生や生徒さん、私達が丸く椅子を並べて座る形です。
ミレルはお部屋のドアが閉まったらフリーにしておきます。お水も用意して下さっていました。

今回は、フルオキセチンを始めて1年2ヶ月経過したということで、いつもメールでは経過報告していますが実際にミレルの様子を診て頂く事。それと、最近の問題行動についての相談をしました。

●まず、初診で診て頂いた頃より、ミレルの状態はとても良くなりました。
常同障害が良くなり、常同行動で生活に支障が出ることはなくなりました。全体的に落ち着いて暮らせています。
「いったいどこが病気なの?」と言われる事もあるほど。

●攻撃行動としては、一番の問題だったフードアグレッションは、ごはんの準備を台所のドアの前で待たせてコントロールしていましたが、最近はドアをガリガリしたり吠えたりするようになってしまい、もっと遠い部屋で待たせてもガリガリや吠える事もあり困っています。
そうなのです、ブログにはまだ書いてませんでしたが、実はご飯の前にドアをガリガリしてドアに傷がついてしまったほどなのです。
賃貸なのにー(T_T)

●また、お散歩後、足拭きを嫌がるようになって、拭こうとしたら手を咬まれました。私も妹も何度か咬まれています。
同様に、お洋服を着せてしまうと脱がす時に咬みます。
このような状態になってしまうとハーネスさえも外せなくなってしまいます。
もちろん、ブラッシングさえも出来ません。散歩で拾ってきたゴミも毛についたまま、怖くてミレルに近づくことが出来ません。
散歩後に限らず、部屋でリラックスしてる時でも触られたくないゾーン(下半身)に少しでも触ってしまうと「ウー。。」と唸ります。
白手袋を濡らしてマッサージついでに足を拭く作戦も、最近は手袋をしてると警戒するようになってしまいました。

●玄関チャイムが鳴るとけたたましく吠える。集合住宅なのでとても困っています。
玄関チャイムの他にも地震でガタガタ音が鳴ったり、外で物音がしたりしても吠えます。


困っていることの様子を動画に撮れれば良かったのですが、撮れなかったので、
先生には実際にミレルが唸って嫌がる様子を実際にデモンストレーションして見て頂きました。
私が足拭き用のタオルを手に持ち、ミレルを触ろうとした時
「ああ、はい、分かりました。警戒して舌を出してますね、小さく唸っていますね、大丈夫です分かります」と先生。
これ以上続けると手を咬んできますね。

「マテ」のトレーニングでは先生自身がミレルに対し、お座りのコマンドとジェスチャーで指示を出して試してもらいましたが、
おやつが出てくるのが少し遅くなっただけでミレルは、何と、先生にも唸って飛びかかろうとしました(*´Д`)。。
「この子、こっちの手におやつがあるってもう分かってますね、頭いいのね、早く出せって、これですね、イラついてますね」と先生。
そうなんです!先生!ミレルすぐイライラしちゃって怒りん坊なんです!キレるって言う感じ。

私この時、やっと分かってくれる人がいたー!とホッしたというか嬉しかった。
どうするとミレルが怒るのか、普段の穏やかなミレルしか見てない人には分からない事なので、家族以外で分かってくれる人がいて、それが先生なら知ってもらえただけで治る気がしました(^^ゞ

そこで先生は縁あって先生の元へやってきた、ある1匹のワンちゃんのお話を聞かせてくれました。
その子の過去は想像するに良い環境では育ってこなかった。
シュナウザーと聞いていたが明らかにプードル入ってるし、要するにそんなブリーダーさんの元にいたようです。
その後の飼い主さんが、手に負えなくなり、先生の元へ来たという経緯だそうです。
興奮が激しく先生と一緒に診ている研修医さんの手に穴が開くほど咬み付いてたそうです。
当時の写真を見せて頂きましたが、とても目が怖かった。。

その子もミレルと同じフルオキセチンを服用しています。
フルオキセチンは最低量が1㎎/体重1㎏/一日一回と言われています。
高めの量としては、アメリカでは2㎎、ヨーロッパでは3㎎もっと高くても大丈夫と言われているそうです。
先生のお知り合いの海外の先生は高めの用量を使っているそうです。
そこで、自分の目の前にいる状態だから何かあっても大丈夫という事で、その子には高めの用量で服用させてみる事にしたそうなんです。
6㎏の体重で20㎎とかなり多めの量を今与えているそうです。すると驚くほど良くなり、落ち着き表情も良くなったと。
副作用も出ていないそうです。
アフターの写真も見せて頂きましたが、ビックリするほど可愛くて♡もう目がぜんぜん違って別犬でした。

そこで、先生のご提案はミレルも少し高めの量を試してみないか?というお話でした。
ミレルは7㎏で最初7㎎の最低量から始めました。3か月後の再診でもう少し増やしてみようとなり現在は10㎎を服用中です。
10㎎にしてからの方が良いんですよ。例えばお出掛けして帰宅すると神経質になってピリピリして近寄れなくなってしまってましたが、そういう事がなくなりました。
今回先生は、ミレルがイライラする様子がその子に似ている事、その子が高めの量で改善してる事から、ミレルにはアメリカ基準の用量で15㎎を試してみましょうと。私達もそうしてみたいと思いました。
心配するのは副作用ですが、ほとんど大丈夫とのお話でした。元々フルオキセチンは副作用が少ないお薬だし、ミレルは今実際に10㎎を続けてきているのでおそらく平気であろうと。
万が一、副作用(胃腸障害や痙攣など)があった場合はすぐに10㎎に戻して連絡を入れる事になりました。
出るとすれば、副作用は1週間くらいで出るそうです。

お薬は超苦い粉薬なのでカプセルに入れてもらっていますが、
先生から、今飲んでる10㎎+5㎎で2カプセル与えるを提案されました(もし、副作用が出たらすぐ10㎎に戻しやすいから)

しかーし、ミレルはお薬が苦い事を知ってしまってからは、どんな手を使ってもペッしちゃうようになって(;^ω^)。。。
苦肉の策で、ラップ焼き芋作戦でやっと食べてくれるようになったのです。2カプセルはちょっと厳しい。。。焼き芋が大きくなるとゴックンしてくれない可能性があるのだ。。。
という事で、今飲んでるカプセルの大きさに15㎎入るので1カプセルで作ってもらいました。

ちなみに焼き芋作戦とは。。
IMG_1763[1]
①スーパーなどで売っている焼き芋を買ってきます。
(サツマイモを蒸かした物より甘みが強いこと、パサパサせずしっとりねっとりしているのでお薬とくっ付きやすいこと、何より買ってきちゃった方が楽なことから焼き芋が適しています)
②お薬が包めるくらいの少ない量を10㎝角に切ったラップに包みます。
③冷凍保存します。
④使う時はレンチンで10秒くらいで常温に戻ります。
⑤ラップを広げてお薬を真ん中に置いて、ラップで茶巾包みして
⑥ご飯の上にトッピングでハイど~ぞ!
このラップ焼き芋作戦ではミレルは百発百中成功しています!
お薬が苦手で、お芋が好きなワンちゃんにお勧めでーす♪

話を診察に戻します。
お薬を増やす事によってミレルのイライラ解消に期待しつつ、

1.足ふきに関しては、将来的にはふけるようになっていただきたいのですが、今一生懸命にやってしまうとどんどん行動が悪化する可能性が高いので、まずはけんかをなくしてミレルちゃんが足ふき段階で変に疑わないように、タオルの上を踏んで足をキレイにしてもらいます。
バスタオルなどの大きなタオルをご利用いただき、ご褒美をタオルの左右に置きながらマットの上で何度も往復してもらいます。タオルを濡らしておくとかなり汚れが取れますので、うまくおやつで歩かせましょう。
先生は「てんてんゲーム」と言って「てんてん」と掛け声をかけながら実際にバスタオルを持ってきてくれてやってみせてくれました。
ミレルも何だか楽しそうにやってました!

2.ミレルちゃんのご飯を作っている最中にミレルちゃんに「まて」をさせることで、「今マテの時間だから騒ぐよりもここで座っていよう」という学習を入れたいので、ドアの外で「まて」をさせる練習を始めるとよいかと思いました。「まて」と手を目の前にかざして少しドアの向こうに隠れ、静かに待っていたらおやつを1粒投げて与えるようにして見ましょう。ある程度まてができるようになったら、ミレルちゃんをドアの外で待たせている間「大丈夫よ、どうしたの?」などの声掛けをせず、ただ「待て」とだけ言っていただけたらよいかと思います。うまくいくかどうかはやってみないとわからないのですが、今はドアの外で騒ぐと関心を引いてもらえると思って、いろいろやっているようですので、「まて」の行動をしたらいいのだ、と教えてみているだけです。無理そうなら作戦を変えましょう。


3.ドアベルに対して。ドアベルが鳴ると吠えるのは警戒と不安な気持ちがあるからの行動です。「誰か来た!」と教えてくれているのもあります。呼び鈴がなり、吠えてもクールにドアに対応いただきたいのですが、その時にミレルちゃんに小さく切ったおやつやフードを数粒床において与えてください。おそらく食べずに吠えますが落ち着くと食べると思います。何回か続けるうちに何回か吠えて食べ物に行くようになってきます。食べ物に確実に行き、食べている間は吠えないような感じになりますので、そうなったら数粒食べさせた後は、「ハウス」と言ってハウスの中にご褒美をほおり込んで、ハウスにいくようにさせましょう。食べ終わってあわててハウスから出てきても話しかけたりせず興奮させないようにします。毎回続けていると数か月後に何とかベルが鳴っても「ハウス」というとハウスに行けるよういなってきます。あるいは数回吠えてこちらの号令を聞いてハウスでおやつを食べるようになってきます。
このトレーニングのポイントですが、来訪者にはミレルちゃんを見たり声をかけていただかないようにお伝えください。よその方から目を見られたり過剰にかまわれると怖いので、やっぱり吠えてしまうと思います。無視していただけるのが一番です。


他にも、ポイントとしてミレルが嫌がる事を無理やりやるのは決してしないこと。
今まで出来ていた事が嫌になってしまったりするのは、ミレルの成長でもあります。学習能力がつき「嫌」と学んでしまったんですね。「嫌」と思ってしまうと、それを「好き」にするのが普通の子より苦手なミレルには、まず一旦、嫌な事を一切せず忘れてもらう事が大事。嫌がることをしばらくやらないでいると、嫌レベルが下がってくるのだそう。そうなったら、また1からトレーニングをします。
今も色々工夫をしながら過ごしていますが、ミレルが怒らないように穏かに暮らせる環境作りを頑張ります!
やっぱり普通の躾やトレーニングのやり方とは、少し違う先生の教えはとっても勉強になります。
時間はかかりますが焦らずに、少しずつですが続けていきます!
まだ若いミレルです。いつでもご機嫌なキャバリアに、いつかしてあげたいと思っています。
ミレルが何も怖くない、嫌じゃない、痛くない生活に出来るなら、その助けになるならお薬も必要だと思っています。
もっと勉強しなくてはいけないですね。
今回、久しぶりに神経科・行動治療科を受診しましたが、ミレルの状態を客観視する事ができましたし、目標も出来たのでとても身になったと感じました。


ということで、病院の後はお夕食へ向かいました。
続く。
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Category: 病院

コメント

ミレちゃんは本当に幸せですね("⌒∇⌒")
チェリーさんキャンディさん姉妹のおうちに来たからこそこんなに細かく観察してくれて色々な行動や症状にキチンと対応してらして先生にもちゃんとご報告できるから‼
大体一般的な病気でさえ気づけなかったり病院につれていってもらえなかったりする犬も多いのにこんなに一生懸命育ててくれる優しくて教養のある飼い主さん姉妹に巡り会えたからこそいっぱい幸せな思いを感じて本当に可愛いお顔になってますから(*´∇`*)
ミレちゃんがきっと引き寄せた糸なのでしょうがピンちゃんがチェリーさん達ならこの子を幸せにできるからと呼んでくれたのもあるのでしょうね( v^-゜)♪
私なんか一生懸命のつもりでもタロタンに甘えちゃってる部分がいっぱいありすぎますからなんか反省しちゃいました(^_^;)
ミレちゃんは本当にチェリーさんちの子になれてよかったです(*ノ▽ノ)
これからも色々教えて下さいね(^-^)/

2016/05/23 (Mon) 19:00 | タロタンママ #1ysID9Ow | URL | 編集
コメントありがとうございます

☆タロタンママさま
優しいお言葉ありがとうございます。
本当、ピンちゃんのおかげが大きいです。
ピンちゃんはキャバリアの見本のように明るく優しい性格でしたから、それに比べてミレルは神経質で怒りやすい、これはただのミレルの性格なの?と
良い先生に巡り合えて病気と分かったので治療してあげれました。
タロタンママさんとタロタンの関係のようにもっと強い絆になるように、私達もミレルと幸せな楽しい生活をしていきたいです。
こちらこそ、色々教えて頂いてありがとうございますm(__)m

2016/05/23 (Mon) 23:34 | ♪チェリー #7WSMv.uY | URL | 編集

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