ミレルのフードアグレッシブは

ミレルにはフードアグレッシブ・フードアグレッションがあります。
もし、フードアグレッションで悩んでるワンちゃんがいたら参考になるかと思って書いてみます。

ミレルは劣悪な環境で育って、とにかく飢えていたのでしょう。
いつご飯がもらえるか分からない、他の子に食べられてしまうかもしれない。
そんな状況だったのだろうと思います。
また、ミレルは常同障害という病気があります。
脳内のセロトニン不足によるもので、やはりこれも過去の環境が原因と考えられます。
セロトニンが不足していると、怒りや興奮の感情にブレーキをかけることが出来ません。

フードアグレッションは給餌中に飼い主へ攻撃行動をすることです。
ミレルの場合は家に来た当時から、まずお皿の意味がないほどひどい食べ方で、
数か月後には食べながら唸る、そのうちお皿を守る、とうとう咬む(T_T)血が出ることもありました。
トレーナーの先生に教わったり、アドバイスを頂いたりして頑張ってトレーニングしていましたが改善せず、
行動治療科にて投薬治療と行動修正治療を始めました。
2013年~15年の食事風景についてはこちらをご覧下さい。
また、カテゴリ「トレーニング」遡って読んで頂ければ経緯が分かるかと思います。

それと、不思議と家以外(外出中)での食事中はアグレッションは出ません。
また、お友達と遊ぶ時などは万一に備え十分気を付けています。

さて、2016年に入りこのまま良くなっていくか?と思いきや、
少し悪くなってきてしまいました。ご飯の準備中に吠えたりドアをガリガリして待てなくなってしまい、その興奮したテンションのまま食べると早食いになってしまったり。。食後もピリピリして攻撃的になる時もありました。
また、フードアグレッションと同時に毛のお手入れを嫌がり咬むこともあって(T_T)
5月に行動治療科を再診しました。
先生からはお薬の増量を提案され、試してみる事に。またドアの前で「マテ」をさせるトレーニングをアドバイスして頂きました。
お薬を増やして1ヶ月後くらいで何となく効果を感じています。

今日、久しぶりに動画を撮ってみました。
撮られているのを分かっているのか?なかなか上手に食べれたようです。
淡々とした動画で退屈なのでテロップを付けてみましたが、
ミレルの吹き出しは本当にこう思ってるか?は分かりません(;^ω^)
与え方の手順を分かりやすく説明したかったのです、どうぞご覧下さい。


まだ成功率は70%くらいで、出来ない時もあるのですが、
フードアグレッションで悩んでいるワンちゃんがいたら参考になったでしょうか?
ミレルの場合、ご飯の準備中から興奮が始まってしまうので、コツとしては
①台所の外で待たせる
②食べ終わったらお皿から離すため外のおやつへ意識を向かせる
この2つを覚えてくれたおかげで、スムーズにご飯を与える事が出来るようになりました。
まだ普通のワンちゃんのようにご飯を与えるのは無理ですが、一日3回365日のことなのでね、
現状維持しつつ少しでも成長出来ればいいかと思っています。

フードアグレッションは根深いです。
食に執着が強いので、おやつの選び方、与え方にも注意が必要です。
ガムや大きいおやつなど、食べるのに時間がかかるおやつへの執着が強く、取られまいと守ってしまってアグレッションになってしまいます。
手で持って与えても、美味しい気持ちが興奮に繋がってしまい、ものすごい力で奪おうとしたり咬んだりしてしまう時があります。
安全に食べきるサイズの方がミレルには合っていると思います。

先日ヒヤリとした事がありました。
ミレルのおやつは小粒のフードやボーロなどでトリーツポーチに入れて与えています。
そのトリーツポーチをうっかり床に落としてしまって、ミレルに盗まれました。
いたずらせずクレートに隠すだけならいいのですが、クレートの中でポーチをくちゃくちゃと噛み始めました。
ファスナーなどの金具が壊れて飲み込むといけないので、他のおやつと交換で取り上げようとしたのですが。。
他のおやつもミレルの大好きなスペシャルおやつだったので余計に興奮してしまい、
クレートから出てはきましたが咬まれました(T_T)咬む行為はミレル自身本意ではないので可哀想なことをしました。ごめんね。
(トリーツポーチは回収できました)
最近はおやつへの執着も弱くはなってきていたので油断していました。
まだ状況によって興奮してしまうようです。
今回はどうすれば良かったかと言えば、ご飯の時同様に離れた場所におやつを置きドアを閉め、おやつに意識があるうちに回収するべきでした。

行動治療の先生からは決して叱ってしつけてはいけないと習っています。
興奮しやすい子は目も合わさない方が良いと聞いています。
ミレルも最初、目を合わせないようにアドバイスされました。
アイコンタクトでトレーニングしていたので、真逆な方法に最初は戸惑いましたが、
ミレルの興奮、攻撃的な感情をなるべく出さないように飼い主が動く事が重要です。

フードアグレッションはその子と飼い主、住環境や生活スタイルによっても修正方法が変わってくると思います。
色々な方法があると思いますので、行動治療専門の先生にカウンセリングを受けるのもいいかと思います。
話が反れるかもですが、「咬む」を理由に飼うのを止めてしまう飼い主さんもいるようです。
お願いです放棄・遺棄はしないで下さい。犯罪です。
攻撃行動には理由があります。ミレルのように原因が分かれば治療やトレーニングで改善されるかもしれません。
大型犬などは特に大変だと思いますが、飼うのを止める前にやるだけやってみるのが飼い主の責任じゃないかと思うのです。
ミレルの先生にカウンセリングを受ける前に「治療前調査票」というものを書かされました。
こちらのPDFです。 http://vbm.jp/DogQ.pdf
この8ページ目の質問

<8. 治療について>
8.1 あなたは,イヌの行動治療を受けるにあたって,どの程度の覚悟をしてますか?
次の5つの中から選んで下さい。
1. 問題行動はそれ程深刻ではありませんが,興味があるため来院しました。
2. 問題行動はそれ程深刻ではありませんが,できればやめさせたいと思っています。
3. 問題行動が深刻なので是非やめさせたいが,もしやめさせられなくても構いません。
4. 問題行動はかなり深刻なので是非やめさせたいが,もしやめさせられなくても飼い続けます。
5. 問題行動はかなり深刻なので是非やめさせたい。もしやめさせられない場合は,このイヌを飼うことを諦めるか,安楽死を望みます。



この質問、重かったです。
でも、ミレルを迎える時どんな子でも受け入れようと決めていたので4と答えました。
お悩みの方はこの質問票を書いてみるだけでも気持ちが変わるかもしれませんよ!
今後ミレルにまた変化があれば記事にしようと思います。






関連記事

コメント

No title

今日はありがとうございました。

うーん、育つ環境って本当に大事だと思う記事でした。
持って生まれたのでは無い事でこれだけ影響が出て、わんこが苦しみ飼い主さんにもこれだけの負担(負担と言う表現は適切では無いかもだけど)があるとなると、
営利目的、小遣い稼ぎ、、、安易に繁殖をしている人が許せないですね。

地道に啓蒙して行きましょ。
頑張りましょ。

2016/07/29 (Fri) 23:38 | オカン #CjlWd7YA | URL | 編集
コメントありがとうございます

☆オカンさま
昨日はありがとうございました。
どんどこ進んでいきましょう!

ミレルがどんな病気を持っていてもどんな性格でも全部ひっくるめてミレルなので私達は負担じゃないです。
でもミレルには負担なので、辛いことがあって頑張らなくっちゃいけなくて大変だと思います。

お金儲けのブリーディングは、いや、お金儲けじゃないブリーディングでも、
キャバリアに関してしか知りませんが、正しいブリーディングをしてるブリーダーは少ないです。

まあ、ミレルのいた犬舎のような繁殖屋はそれ以下で、許されることはないですね。
私は、ひどい!許せない!可哀想!と言うだけの人にならないように、だからってどうしたらいいか?は探り探りですが、口だけなら何とでも言えるので実行してからですよね。

2016/07/30 (Sat) 14:02 | ♪チェリー #7WSMv.uY | URL | 編集

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する