犬の大動脈血栓塞栓症・No5

ここからは血栓症と確定診断されてから亡くなるまでの9日間の様子、
闘いの様子をまとめたいと思います。

その前に、一つ前の記事No4に少し追記しました。
お友達が獣医さんに質問してくれたお話です。ご参考になればと思います。
では闘病記続けます。


血栓症の痛みはどんな物なのか?
文章で伝えるのは難しいけど、出来る限り伝わるように書いてみます。

「痛みの発作」と言えばいいのでしょうか。発作的に痛みが起こります。
痛みがない時間は普通に寝ているように見えます。が、だんだん呼吸が速くなり顔が険しくなってきます。
そして「キャーンキャーン」と悲鳴のようなに大きな声で叫び続けます。
前足をピーンと伸ばし背中を反らせます。
首から頭も背中の方へ反らせてピーンと突っ張った前足をバタバタさせながら、寝ながらぐるぐる回る感じです。
そして酷い時は頭を上に上げたかと思うと床にバタッ!!!!と倒れます。何度も頭を上から床に叩きつけるように、七転八倒します。こうなってしまうとどこかにぶつけて危ないので座布団で包み込むように抱っこし押さえ付けました。
キャバリアのチャームポイントである口タプを犬歯で噛みちぎるのではないか?と心配になるほど歯を食いしばります。口の周りに指を出すと噛みちぎられて危険です。
動画に残す余裕がなかったのですが、とにかく今まで見た事ないほど激しい痛みです。
近所に響き渡るほど大きな声を出します。
しばらく痛みが続きます。すぐ治まる時もありましたが、長時間続く時もありました。
夜に痛みが出る事が多い気がします。

痛みに対してお薬は、地元の先生に出して頂きました。
本来なら高度医療センターもしくは紹介してくれたかかりつけ医に処方して頂くのが道理でしょうが、遠方の為もはや連れて行く事は出来なかったし、薬だけもらいに行く事もできません。
理解ある先生が近くにいて本当に幸いでした。
地元の先生が当初出してくれたお薬はプレビコックス(フィロコキシブ)非ステロイド系消炎鎮痛薬です。
痛みの元に直接作用するお薬です。
錠剤と液状シリンジ入りと出してくれました。それと空腹だと胃が荒れるので飲めるようなら胃薬も一緒に飲むようにと胃薬も出されました。粉薬で水で溶いてシリンジで飲ませます。
錠剤は食欲がないのでフードと混ぜて与えられず茹でたお肉などに包んでもペッと出してしまい、水薬にしてシリンジの方が飲ませやすかったです。
当初は一日一回飲めば効くと言われていましたが、まだ効いてるはずの時間でも発作が起きてしまいました。
発作が長く続くようなら発作中、シリンジを喉の奥へ入れて飲ませました。
その時、シリンジを強く噛んでしまうので割れないように素早くしなくてはなりませんでした。
10分ほどで薬は効きました。スーッと痛みが消えるようでおとなしく寝始めました。
それを教訓に、お薬が切れる前に飲ませるようにしました。
発作が続くようなら躊躇なくお薬を飲ませた方が良いと思います。胃薬は飲める状態の時で良いと思います。


いつ発作がおこるか?
すぐ終わる小さな発作なのか?
続く大きな発作なのか?
分からない状態では24時間、見守る事が必要でした。
妹は昼間、私は夜仕事ですが2時間半、お留守番がある為、お留守番の時間は実家の母が来てくれました。
幸い母が来てる間は発作が起こりませんでしたが、母にも薬の飲ませ方を教えて万が一に備えました。
亡くなるまでピンちゃんを一人にする事なく過ごせたのは母のおかげです。感謝ですね。
一人ぽっちになるのが不安なようでした。いつも声をかけてあげるといいようです。



食事やお水は自力では無理にでした。
ほとんど食欲がなかったです。茹でたお肉やウェットフードなどは少し食べてくれました。
お水はシリンジで少しづつ。Os1や、ヤギミルクなどもシリンジで飲ませました。



トイレも歩けないので自力では無理です。
最後までトイレシーツの上で体を支えてもしませんでした。
なので外へ出て介助ハーネスを使いました。
最終的にはハーネスでも立てない状態だったので直接手で体を支えてあげてトイレしました。
でも体を触っても痛がる時があるので、ちゃんと支えてあげる事も出来ず可哀想でした。



寝ている時も痛い姿勢があるので、床ずれ防止に寝がえりさせるのも注意が必要です。
前足は動いていたので前足でずるずると移動出来ても、後足の向きを自力で変えれないので助けが必要なようでした。変な姿勢になってしまうと痛がるので見守っていなくてはなりません。
痛みから、普段入らないクレートにも入りたがりました。暗い狭い場所が落ち着くのでしょう。
それと夏でもないのに体を冷やした方が楽なようです。
呼吸、心拍が速くなったらアイスノンが必要です。



心音はもはや聴診器を当てなくても隣にいるだけで聞こえるほどでした。
部屋がシーンとしてる時は部屋の壁にピンちゃんの心音が反響してるように感じました。
雑音しか聞こえない感じです。
普通、心音ってドクンドクンという感じに表現しますよね?
雑音はザ-ッザ-ッとか、そんな音です。ザかな?ダかな?ガかな?とにかく濁点がつくような音です。



2/16~22までは発作もありながらも穏やかに過ごせる時間もありました。
地元の先生への連絡は妹がまめにしてくれて、先生からも電話頂いたりして様子を伝えました。
お天気にも左右されるようで雨や雪の降った日は具合悪かったです。
痛みなく過ごせてる時間は、歩けなくても頭をあげて私を目で追う事もできて、かわいいまあるいお目目で見つめてくれましたよ。
でも、徐々に、だんだんと弱っていくのは感じていました。お薬の間隔も短くなりました。
妹とのメールやツイッターを読み返すと一進一退、右往左往している私達がいました。
22日には6日ぶりにうんちしました。嬉しかった。真っ黒で硬いのが3個。支えている私の手の中に。
喜んだのもつかの間でした。。。





最終のNo6に続きます。






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